大阪暁光高等学校の最新ニュース・イベント情報をお届けします!明けましておめでとうございます。冬休みは、どのように過ごしていましたか。
新しい年を迎え、今日は2つお話をします。
1つ目です。今年は「午(うま)年」なので、馬にちなんだお話をします。
馬は昔から、農業にしても戦にしても、日本人の生活には、なくてはならない動物でした。だから、よく観察され、いろんなことわざや慣用句になっています。何か浮かんでくるものはありますか?
よく使うのが「馬の耳に念仏」や「馬が合う」です。日頃から使いますか?「馬の耳に念仏」の念仏は仏教の「お経」ことです。何度言っても伝わらない時に使います。


例えば・・・ 母「テスト前なんだから、そろそろ勉強しなさいって何度も言ってるでしょ!」 子「後でやるから・・・」 母「もう!あなたには何回言っても馬の耳に念仏ね!」・・・こんな感じです。言われたこと、ないですか?
ところで、どうして「牛の耳に念仏」「犬の耳に念仏」でなく「馬の耳」なんでしょう? 犬は、喋りかけたら反応しますよね。牛もゆっくりですが人の声掛けに反応するんです。ところが、馬は、耳を前後左右にピンピンと動かして、まるで聞いているように見えるのに、反応しないからなんです。



みなさん、「馬の耳に念仏」になっていることはありませんか?? 相手の思いをしっかりと受け止める、そんな耳と心を持ち続けてほしいです。
もう一つの「馬が合う」についてです。気が合うことですが、こっちはよく使いますよね。これもなぜ、「牛が合う」「犬が合う」ではなく、「馬が合う」なのでしょう?

それは、馬の特性と関係があります。馬はつぶらな瞳で穏やかそうですが、実は非常に相性がはっきりしている激しい動物なんです。最初の瞬間から懐く相手もいれば、いくらお世話をしても懐かない相手もいます。乗り手との呼吸がぴったり合えば、風のように速く走りますが、相性が悪いと、激しく反発したりします。


さて皆さん、クラスに「馬が合う」人はどれくらいいますか?1人ですか2人ですか5人ですか? 逆に「馬が合わない」人はどれくらいいますか?

学校という場所は、あたりまえですが、小学校1年生から大学まで、たまたま、一緒になったクラスメートと、1年を共に過ごすところです。だから、「馬が合わない」と感じる相手が1人や2人はいる、それが普通です。

むしろ、学校とう場では「馬が合わない」相手もいることが大切です。たくさんの個性に出会い、互いの個性を認め合い、相手の立場に立って考え、支え合っていく、一緒に行動していく、そんな「人間関係力」を育むところですから。

一年も、3分の2が過ぎました。最初は「合わない」と敬遠していた相手、関心がなかった相手の以外な一面に気づくことは、できていますか? コロナとSNSの普及で、若者の「人間関係力」が落ちていると言われます。この3学期、「馬が合う」グループの中だけにいるのではなく、新たな人間関係に挑戦してみましょう!

皆さんのクラスが、ただの「集まり」から、素敵な「集団」になることを期待しています。それは、多様な個性を認め合う「共生の社会」をつくることに繋がっていくものと思います。
2つ目は、3学期に向けてのみなさんへのメッセージです。
💜1年生のみなさん
まだまだ勉強に拒否感を持っている人が多いようですが、2学期には「自分から学ぼう」という気持ちを持ち始めた生徒が、どのクラスにも見られるようになってきました。これは大きな一歩です。その一方で、成績を下げた人、欠課時数が増えた人もいます。仕切り直して3学期に臨みましょう!今からでも十分に巻き返すことができます。
💜2年生のみなさん
旅行委員を中心に、みんなで力を合わせて素晴らしい修学旅行をつくり上げることができました。ひめゆり資料館で真剣に学ぶ皆さんのまなざしに、引率した先生たちは深く感動しました。今年は、自分の進路を決める大切な一年です。自分自身の適性や学びたいことをしっかり見つめ、将来を切り拓いていきましょう。
💜3年生のみなさん
クラスメートと一緒に授業を受けられるのも、今日を含めてあと12日になりました。仲間と過ごす時間は、あなたの人生にとってかけがえのないものです。残りの高校生活の一日一日を大切にし、学びを積み重ねていってください。そして、笑顔で卒業の日を迎えましょう。学年全員で熱唱する『遥か』を楽しみにしています!
この一年が皆さんにとって素晴らしいものとなることを祈っています。話は以上です。いろいろお話しをましたが、私の話が「馬の耳に念仏」にならないことを願って、始業の挨拶とします。
