大阪暁光高等学校の最新ニュース・イベント情報をお届けします!おはようございます。今日は3学期の終業式、締めくくりの日です。今日は3つお話をします。
1つ目は、3学期を中心とした取り組みについてです。
2月20日に卒業式がありました。233名の3年生が巣立っていきました。三年間の成長がいっぱい詰まった本当に感動的な式でした。暁光高校の卒業式は他校と大きく違います。比べてみてください。他校の代表的な卒業式はこんな感じです。そしてこれが大阪暁光高校の卒業式。壇上の様子が違いますよね。暁光高校の卒業式は「生徒が主人公」の卒業式です。第二部では、800枚の写真を使った構成詩を卒業式運営委員が読み上げます。
式典に参加した人は、「一人ひとりが、いろんな体験を乗り越えて、3年かけて成長していったんだなと思った。自分も大きく成長して2年後卒業したい」 「めっちゃ感動した! 最近学校をサボりがちで、頑張れてると言えることが一つも無かったけれど、これから、学校、部活、勉強・・・全部全力で頑張りたいです」と語っています。
1年後2年後、さらに大きく成長し、胸を張って卒業していけるように、勉強や行事などいろんなことに挑戦していきましょう。
今年度を振り返ると、これまでになかった生徒主体の動きが、さまざまな場面で見られました。卒業した3年生は、1万5000羽の平和の折り鶴アートを全校に呼びかけ、3学期のKG週間では、自分たちでアピール動画を制作し、1・2年生の教室に行って訴えました。また、生徒会本部では、おにぎり販売の再開や校則改訂の問題に取り組むなど、よりよい学校生活をつくるために主体的に行動しています。自分たちの学校を自分たちの力でよくしていこうとする、こうした姿をとても心強く思います。
さて、金曜日、成績報告の職員会議があり、いろんな変化が報告されました。
「勉強が嫌じゃなくなってきた」「感想をすらすらと書けるようになってきた」 「『覚えよう』ではなく、『理解しよう』と思うようになってきた」「友達と教え合いが出来ることが嬉しい」「中学では義務感で勉強をしていたけれど、考える勉強を自分からできるようになった」・・・語る人や、人間関係において偉そうにしている自分に気づき始めている人など、変化が生まれてきています。次年度は、もっと多くの人の中に変化が生まれたらいいですね。
2つ目です。みなさんにとって、いいお知らせです。来年度、3つの工事をします。
✤1つ目は、体育館へのエアコン設置です。
体育館のエアコンについては長年、生徒総会で要求が出されてきました。体育科の先生方からも熱中症対策として強く要望が出されていました。予算の関係でなかなか実現ができませんでしたが、入学式後に工事を始め、ゴールデンウイークまでには完成する予定です。その間、授業やクラブ活動に負担を掛けてしまいますが、ご協力よろしくお願いします。
✤2つめは、食堂のリフォームです。
新食堂は、このようにカフェテエリア風にしたいと思っています。これらはイメージ図ですが、新しい食堂づくりは、生徒のみなさんの意見も聞きながら進めていきたいと思います。夏休みに工事を行う予定で、2学期から新しい食堂となります。楽しみにしていてくださいね。
✤3つ目は、校舎のリフォームです。
この校舎が建って15年。汚れがあちこちに目立ってきています。来年度は、校舎もきれいにしていきたいと考えています。みなさんに考えて欲しいこともあります。この1年、器物破損がいくつもありました。校舎は、全校生徒800人が毎日を過ごす大切な場所です。一部の人とは思いますが「みんなの校舎」という意識を、もっと持ってほしいと思います。
最後3つ目として、みなさんに伝えたいことがあります。
私は教員になって、今年でちょうど40年になります。33年間、「命・平和・人権」を掲げる暁光高校の社会科の教員として、平和の問題を生徒たちと一緒に考えてきました。7年前に校長になってからは、授業をすることはなくなりましたが、さまざまな挨拶の機会に「命」や「平和」の話をしてきました。しかし、新たな戦争がまた始まってしましました。2月28日には、イランの小学校がミサイル攻撃され、170名以上の児童の命が奪われました。
みなさんには、川崎洋さんの詩から考えて欲しいことがあります。『存在』という作品です。
魚と言うな 「しびれえい」と言え、「ぶり」と言え
樹木と言うな 「かしの木」と言え、「つるばみの木」と言え
鳥と言うな 「もず」と言え、「ほおじろ」と言え
花と言うな 「すずらん」と言え、「おにゆり」と言え
二人死亡と言うな 「太郎」と「花子」が死んだ!と言え
ニュースでは、命は数字で語られます。しかし、亡くなった一人ひとりには、名前があり、家族があり、歩んできた人生があります。命を数字としてではなく、かけがえのないものとして想像できる人であってほしいと願っています。
これまで戦争は、しばしば、戦争を金儲けや利益の手段として利用する人間や企業が、国家を動かし起こされてきました。兵器を作って儲ける企業がその最たるものです。一刻も早いアメリカの攻撃とイラクの反撃の中止を求めるともに、「気が付いた時には、自分や自分の国が戦争に加担者になっていた」とならないように、「今、なぜ戦争が起きているのか」「誰が利益を得ているのか」「戦争を食い止めるために私たちに何ができるのか」をみなさんと一緒に考え続けていきたいと思います。
以上で、終業のあいさつを終わります。4月8日、新たな決意に満ちたみなさんと出会えることを心待ちにしています。
校長